不動産登記とは、公的に管理された不動産登記簿に、不動産(土地や建物など)の所在や面積、当該不動産について生じた権利の発生、変動、消滅に関する事項を記載することをいいます。
登記簿に記載することで、第三者は不動産に関する内容を把握することができるため、取引の安全と円滑化を図ることができます。自身の権利等を周囲に知らせ、自身の権利の保護につながります。
まず、登記には表示登記と保存登記の二種類があります。表示登記とは、建物の種類や構造、面積に関する登記のことをいい、保存登記とは、当該不動産の権利義務関係に関する登記のことをいいます。
誰が所有者かを示す登記のことを所有権保存登記といいますが、これをしなければ、売買や相続といった所有権の移転や抵当権の設定・抹消といった不動産の権利関係に関する登記をすることができません。そのため、抵当権を設定する際には、対象不動産に所有権保存登記がしてあるかを確認し、保存登記をしたうえで、抵当権設定登記をする必要があります。
また、債務をすべて弁済し、設定された抵当権を抹消したい場合には、抵当権抹消登記手続きをする必要があります。登記を抹消しなければ、登記簿上では未だ債務を弁済していないものと表示されていることになります。これでは、経済的信頼性が乏しくなってしまい、ローンを組むことも難しくなってしまうといえます。抵当権抹消登記をするためには、さまざまな必要書類があるほか、費用もかかります。法務局のホームページに、必要書類である登記申請書が掲載されています。費用は、登録免許税や登記事項証明書の請求に際してかかります。
神木司法書士事務所では、墨田区・向島、江東区を中心に、不動産登記に関する事項のみならず、相続、成年後見、家族信託、遺言など、さまざまなご相談を承っております。地域の方々が、より身近に悩みを相談することができるように、無料相談を実施しております。
事前にご予約いただければ、時間外、土日・祝日でも相談可能です。
また、相続に関しては、相続税に強い税理士と一緒に対応しており、税金のお悩みも一挙に解決することができます。皆様のお悩みを一緒に解決していきましょう。
江東区の不動産登記は神木司法書士事務所にご相談ください
神木司法書士事務所が提供する基礎知識
-
法人登記
個人で事業を行うよりも会社を設立して事業を行うと、信頼を得られやすくなりまた、税金対策の面で有利になる...
-
会社設立を司法書士に依頼するメリット
司法書士は登記の専門家です。 そのため、税理士や行政書士といった他の専門家と違って、会社設立の際の登記...
-
遺産分割協議書の書き方に決まりはある?ポイントや注意点など
■遺産分割協議書 被相続人が死亡した際に、被相続人が遺言を残していなかった場合や、遺言とは異なる遺産の...
-
家族信託のメリット
家族信託のメリットの一つは何といってもその柔軟性の高さにあります。例えば成年後見制度では実現できない財...
-
所有権保存の登記
登記簿謄本から見られる登記事項証明書を実際に確認してみると「表題部」と「権利部」の2つの欄がある事が分...
-
【司法書士が解説】共有名義の土地を相続した場合にすべきこととは?
相続した土地が共有名義の場合、何をしたら良いのでしょうか。 共有名義の土地を相続すると、さまざま...
-
登記事項証明書の種類や取得方法
登記簿謄本は、現在では登記事項証明書と呼ばれているもので、これは、昔は登記簿が紙で管理されており、登記...
-
遺贈の登記
遺贈とは、土地や建物などの不動産を「遺言」により贈与することを指します。この遺贈が利用される多くのケー...
-
遺言書の検認申立における必要書類
遺言書は、遺産分割の基本となる重要な書類ですが、遺言者が亡くなった後、検認申立てが必要になることがあ...